日本の10倍の人口をもち、26倍の領土を有する中国は、4千年前の昔の夏王朝の中国全土の統一と繁栄から一貫して、大陸内部の王権をめぐる覇権争いが中心で、元寇などの例外はあったものの、台湾、琉球、日本列島などの海外に興味があったということではなかったと思う。
遣隋使、遣唐使の例をみるまでもなく、中国と日本は、親と子、兄と弟の関係に近かったのだと思う。それが、江戸幕府の崩壊と明治政府の富国強兵策によって、日清戦争をはじめ、日本の中国侵略がはじまってから事情が変わったのだ。
いまでも、日本の侵略時代のことを知る中国の高齢者や日本の右翼思想の復活を懼れる人たちは、日本の尖閣諸島の国有化がその表れだと危惧しているのだ。そうした不信をぬぐうことから始めないと、この問題の根本解決はないと思う。
そのためにも日本の外交は、平和主義を貫くべきである。日本人と日本政府を中国人民と中国政府が信頼、信用するようになれば、この問題だけでなく、日中間の友好関係もさらに強固なものになるはずだ。そのためには、憲法改正の動きに注視し、平和憲法を守ることが大切だと思うのだが、事態は原発ゼロの後退と併せ、悪い方向に向かっているような気がしてならない。

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