その意味では、漸くこの本に向き合えるようになったというわけです。またひとつ愉しみがふえました。
80年前に亡くなった魯迅は、2500年前の孔子のことを「胃病もち」と書いています。
魯迅; (Lu-xun) 中国の文学者。本名、周樹人。浙江の人。中国近現代文学を代表する存在。日本で医学を学んだが、文学による民族性の改造を志し、処女作「狂人日記」以後、創作・社会批評・海外文学紹介などに努力。「阿Q正伝」は中国の国民性を批判した名作。創作集に「吶喊」「彷徨」「野草」など。(1881~1936)
孔子;(クジとも) 中国、春秋時代の学者・思想家。儒家の祖。名は丘。字は仲尼(チユウジ)。魯の昌平郷陬邑(スウユウ)(山東省曲阜)に出生。尭・舜・文王・武王・周公らを尊崇し、古来の思想を大成、仁を理想の道徳とし、孝悌と忠恕とを以て理想を達成する根底とした。魯に仕えたが容れられず、諸国を歴遊して治国の道を説くこと十余年、用いられず、時世の非なるを見て教育と著述とに専念。その面目は言行録「論語」に窺われる。後世、文宣王・至聖文宣王と諡(オクリナ)。(前551~前479)
明治の文豪夏目漱石は、友人の俳人正岡子規のことを「食い意地の張った男」と称していますが、子規の胃は尋常のものではなかったらしく、『仰臥漫録』を読むとよくわかります。カバも食い意地では子規に負けてはいませんが、暴飲暴食はやめることにしました。
夏目漱石;
夏目漱石;
英文学者・小説家。名は金之助。江戸牛込生れ。東大卒。五高教授。一九○○年(明治三三)イギリスに留学、帰国後東大講師、のち朝日新聞社に入社。○五年「吾輩は猫である」、次いで「倫敦塔」を出して文壇の地歩を確保。他に「坊つちやん」「草枕」「虞美人草」「三四郎」「それから」「門」「彼岸過迄」「行人」「こゝろ」「道草」「明暗」など。(1867~1916)
正岡子規; 俳人・歌人。名は常規(ツネノリ)。別号は獺祭(ダツサイ)書屋主人・竹の里人。松山市の人。日本新聞社に入り、俳諧を研究。雑誌「ホトトギス」に拠って写生俳句・写生文を首唱、また「歌よみに与ふる書」を発表して短歌革新を試み、新体詩・小説にも筆を染めた。その俳句を日本派、和歌を根岸派という。(1867~1902)
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