カバには3男1女がいる。それぞれ配偶者を得て、独立した。その結果ではあるが、新たに1男3女の義父となった。都合8人の子を持つ、親となった。この豊満感がなんともいえない。100億の富をえたのと同じだ。それぞれの子の配偶者の親たち8人も健在で、皆カバより若い。この6年の間で4人の子の配偶者4人とその両親8人、合計12人が一人っ子のカバのごく近い親戚となったのだ。そのことを思うと、4人の子にかけた1億を超える養育・教育費は惜しくはないどころか、百倍返しで戻ってきた感じだ。
浪館に越してきて32年が経った。反核燃・反原発の環境運動家を自認するカバは、家人の反対を押し切って、退職金でプリウスを買い、屋根に太陽光パネルを設置して、家の補修や改修に金をまわさなかった。4人の子の結婚で、通帳の残金も底をついたというのに、いまだに4人の子のうち2人の奨学金の返済が残っているのだから、カバと女房の生活は決して楽でも、豊かでもない。スーパーのパートで働く女房の収入がなければ、食費にも困る生活なのだ。カバは電気の消し忘れや、テレビのつけっぱなしをいつも女房に指摘されている。
それでも、この豊かで、安らかな気持ちはどこから来るのだろうか。この6年で加わった家族、親戚は12人だけではない、4人の子の配偶者には4人の兄妹がいる。4人の祖父母がいる。こう考えるカバは知らないうちに大家族となっていたのだ。
しかし、そんなことはたいしたことではない。カバの心をもっとも至福にしてくれているのは孫の存在だ。横浜の次男のところに来年小学校にあがる男の子、いまはNYにいる長男のところにももうすぐ2歳になる男の子がいる。来年2月には長男のところに3人目の孫が誕生する予定だ。
カバはこの2年、年2回の素人デジカメ写真展に2人の孫の写真を出している。被写体がいいので写真の腕はまずくても、結構、好評なのだ。そう自分で勝手に思っている。今日は、9月13日から16日まで行われた写真展の反省会だ。2人の孫の写真の評価はいかにかと、楽しみだ。
来年、3月の第18回写真展に向けて、金澤先生からいただいたD200で成長著しい孫たちの写真を撮る楽しみがカバにはある。なんとしても、出産の手伝いにNYへ行く予定の女房に同行して、孫を写してきたいと思っている。

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