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2013年6月2日日曜日

試合前の減量にどうにか成功したボクサーの心境

 前から、6月2日は休養日にしようと決めていた。日程を入れず、といってもたまたま何もなかったのも幸いした。3日の午前が定期健診日にあたっている。問題は体重だ。このところ毎朝の検量で87Kgだからだ。先月が85.6Kgだから、今月は何としても、84Kg台で検量をクリヤーしたい。そこで、今朝から水しか飲まないことにした。
 昨日は仙台からまっすぐ家に戻り、いつもより軽く夕食をすませ、酒も飲まなかった。それなのに、今朝の計量では87.2Kgだった。珈琲1杯ですまし、2階の書斎で「魯迅箴言日記」の編集作業を断続的にしながら午後4時に再度計量すると、86.8Kgとなっていた。このまま朝まで絶食してもとうてい84Kg台は無理だと観念し、鶴亀温泉へ行くことにした。
 鶴亀温泉は長男がまだフレズノへ留学していた時、同学の友人のジャスティンを夏休みに日本に連れて来て、青森に着いた日に行ったのが、鶴亀温泉だった。2mの長身に100kgはゆうに超す体重もそうだが、あの褐色の肌に、入浴客がジャスティンの裸で立った姿をみて、「ローッ」と歓声を上げたのを思い出した。
  あそこには岩盤浴もあるし、サウナもある。露天風呂もあるので、2時間くらいゆっくり汗を流せば、1Kgぐらい減量できるのではと思い、自転車で出かけることにした。タオルとバスタオルだけビニル袋につめ、丸首半袖シャツと作業ズボンにズックという格好だった。
 外にでると庭のドウダンの紅い花と木蓮が満開だった。皐月も白い花を石楠花の陰で咲かせていた。風もなく、湿度も感じない、本当に青森の春の陽気だった。いまごろの青森は最高だ。
 浪館小学校まで住宅地をすりぬけ、浪館通りを自衛隊から運動公園の脇の路をあがって、慈恵会病院の坂を登っていくと、環状線の手前に鶴亀温泉があった。
 出来たての頃は結構家族で車ででかけてきたが、最近はカバの女房が温泉嫌いなため、こほとんど行かない。しかも、鶴亀温泉には自転車で、しかも半袖の格好で入浴しに来ている者はひとりとしていなった。
 温泉、サウナ、露天風呂、一通り二度浸かった。岩盤浴も覗いたが、下に敷くバスタオルを持ってきてなかったので、やめにした。でも、妙に岩盤浴の盤面の温度が高いように足裏に感じた。とても裸で岩盤浴に浸かることはできないと思い諦めた。温泉にながく入っていられるものではなかった。それでも、喉がからから、肩で息をつくほど、疲れた感じで、脱衣場に出たら、それでも1時間経っていた。これ以上、サウナや湯に浸かっていれば、脱水症状になると思った。
 入浴前の計量では、86Kgだったが、1時間後に風呂からあがって計量したときは、85Kgに下がっていた。効果てきめんである。ビールか他の飲料を飲みたく感じたが、ぐっとこらえて自転車でまた来た道を家まで帰ることにした。
 温泉の外へ出ると何故か気持まで軽くなって、自転車のペダルを踏む力も心なしか元気づいていた。鼻歌交じりに自転車をこいで、自転車を車庫にしまい、家のヘルスメーターで再度測ってみると85.2Kgであった。これであと、明日の検診まで、なにも口にしなければ、84Kg台突入は間違いなしと確信したのだった。
 試合前の計量を心配して減量に苦心するボクサーがどうにか前日にリミットをクリヤーできそうな状況になったと満足している、そんないまの心境だ。。

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