精神分析に詳しい友人からカウンセラーを受けた。カバのことを、「心を開いて相手に飛び込めるし、素直な気持ちがあるのに、気が小さく、心に余裕がないために、相手から攻撃されたときに、真正面から反撃し、時として相手を傷つけ、とことんやりこめてしまう。ふだんでも、その日の体調や気分によって、攻撃的になり、知らずに相手を傷つけている。生真面目で、正義に対する想いが強いのはいいが、ユーモアの感覚が乏しいので、人を楽しくできない」と見事に分析してくれた。
また、「人をみる目がないので、相手がどんな気持ちで話しているのか、見分けがつかない。悪意のある人の言と、親身になって心配してくれている人の言をよく聞きわけして、前者の言を受け流す心の広さをもたねばならない」と、指摘もされた。まったくその通りだと思った。さすがに、県のトップのもてなし役をつとめる人(茶話料理番)だけに言うことが違うと思った。現代にも、千利休のような人がいるのだ。
あとは、「人に接するとき、相手の長所を、好いところが何かを考え、そこから話の糸口をつかめ」とも言われた。とにかく、部屋に閉じこもってばかりでは、とても好い小説なんか書けないとも、つまり自然の空気、風、雨雪に訊ね、野山の草木花鳥に訊き、あくまで人に優しく、真心をこめて接する気遣いが必要だとも説いた。
岩木山から吹き下りてくる爽やかな風に背中を軽くおされている感じを受けながら帰ってきた。

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