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2013年5月30日木曜日

東涌西没の話

 こないだから長部日出雄の「鬼が来た」を読んでいる。その初めの章で東涌西没の話が出てくる。棟方志功の創作の原点ともいえるものだ。仏教の経典の中の場面で、釈迦が正覚を説いたとき、世界が六種に震動して、東に涌いて西に没し、西に涌いて東に没し、南に涌いて北に没し、北に涌いて南に没し、辺に涌いて中に没し、中に涌いて辺に没した、という東涌西没の話に感動して棟方志功が多くの版画を画いたというくだりが妙に頭に残った。

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