昨日は、2カ月に一度の時雨庵日帰り湯治鼎談の日だ。9時半に大鰐インターで知事の料理番のFさんとリンゴ農家のKさんと落ち合い、路面の雪もすっかり融けたアップルロードを岩木山麓の湯段温泉に向かった。4月だというのに、まだまだ百沢の上は雪が多い。
月に一度か二度の料理番をしているFさんの話を聞いているうちに、話題は市長選挙から為政者の人格、能力、上に立つ人の識見、部下を掌握する統率力まで、トップのオーラまで話が及ぶ。
実直な農業者で、珍しく革新的な考えをもつKさんも、いま戦われている市長選挙の行方には心配気味だ。ただ、現職はあくまで生真面目に、実直に事務的に語っているだけで、ロマンが感じられないという。しかも、耳触りの悪いマニフェスト項目まで掲げ、あえて、選挙前に掲げている。まるで、落ちるのを覚悟しているかのようだ、とも二人は言ってのける。それでも、14日まで歴史を逆戻りさせないため、最善をつくそうと約束して、五時に山を降りた。
トップセールスに明け暮れる明るく若い知事と較べ、行政に慣れず、しかも市長室を拠点に「裸の王様」然と公務を優先する現職市長をみるにつけ、もっともっと「もう一期、市長を担わせてくれ」と本音で語ってほしいとつくづく思う。
3月31日の浪岡での「市長と語る会」は成功だったと思う。市長はもっともっと、一政治家として公務でなく、市民の前に出かけて、膝を交えて、本音で語ってほしい。もうマイクを握って、路上で見えない相手に向かって好きなことを語るだけの選挙を卒業して、現職の市長なのだから、自分でなければ語れないことを本音で訴えれば、もっともっと楽な選挙ができるはずなのだが。具体的な政策課題で、できないことを、部下に説明させるやり方ではなくて、自分の口で、本音を語れば、市民はバカではないので、理解してくれるはずなのだから。一政治家として政務をないがしろにしたツケがいま現れているのだ。
いずれにしても、今日、6時から青森駅前の市民ホールで勝手連主催の「市長と語る会」が行われる。市長は、今日こそ、50人の市民に向け、膝づめで本音を語ってほしい。4年間の自慢話はもういらない。

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