昨日は夕方まで、家にいて「共喰い」を読み、その後、原稿書きと魯迅と中国語の勉強に専念した。5時に家を出て、高速道路で浪岡に向かい、高屋敷の古村一雄さんの家に迎えに行く。
古村さんのりんご畑も雪害の被害を受けたようで、数日、農作業につかっていたと言うが、この日はあいにくの夕方からの雨で早めに畑からあがっていたのか、5時27分に着いて玄関の戸を開けると待っていたかのようにノーネクタイのカジュアルな格好で手に大学ノートを携えて姿を現す。
車中、約50分、国道沿いの桜並木のピンクの蕾を見ながら、弘前城公園をめざす。青森市政のこと、来年の市長選のこと、さらには合併後の旧浪岡町の人たちの往来消息のことなど、過去現在未来にわたって話題は尽きない。国道を降りる手前の街道の桜は三分咲きであった。小雨が花にかかり桜も心なしか元気がないようにみえた。
文化会館で行われた鎌田慧さんの講演は、「原発・核燃を止めよう」といういつもの内容であったが、3.11以前に聞いていたのと、3.11以後の現実を目の当たりにしたいま聞くのでは、現実味がまったく違っていた。それに、青森で聴くのと、彼の故郷の弘前で聴くのでは、やさしい言葉遣いにもいっそう親しみと耳触りがいいように感じたのは不思議だった。穏やかな口調の中にも権力や政財官の癒着構造の頂点の原子力ムラに対する命をかけた挑戦をしている迫力が伝わってきた。「私も頑張るから、子どもたちの未来に恥じないように、あなたも悔いのないように頑張れ」と励まされた。

0 件のコメント:
コメントを投稿