カバはこの頃、孔子の生涯にならって政治の勉強をしている。その関連で、13日二人の政治家の話を聞いた。
一人は市長。市長は言う。
「市議会議員や県議会議員のときは、自分の考えをはっきり言えた。市長になってみて、市民にはそれぞれの考え方があることがよくわかった。その声に耳を傾けることが市長の責任の一つであることもわかった。市長としての考えを明らかにする場合には、各界各層の市民の声をよく聞いて、議会とも十分相談したうえでないとできないこともよくわかった。だから、議員のときは原発や核燃に反対しても、市長として真正面からそれを唱えることはできない。反対の立場はもちろん、賛成の人の発言も聞かなくてはならないからだ。それらの人の意見も市民意見であり、市長の考えの中に入れなければならないからだ。最終的には多数意見、議会での多数意見で、市政は決まっていくが、市長個人の考えはそうした集約の中で表明されていくことになる。このことは、TPP参加問題についてもいえる。簡単に市長として賛否を表明できるものではない」
カバは、河村名古屋市長や橋下前大阪府知事と市長を比較するつもりはない。八戸や弘前の市長と比較しているのだ。弘前市のマニフェストは大賞をとった。八戸の市長は、論理的に県と喧嘩し、独自性を追求している。高速道路無料化の被災証明発行でも、青函交流の観光の面でも、大間・東通・六ヶ所の原子力施設の原子力防災の面でも、青森市のリーダーシップ欠如は政策面ではっきりしている。TPP参加の問題で、弘前市長が反対を表明したのもその一つだ。青森県が農業県であり、いま福島原発の風評被害にリンゴが曝されている状況を考えたとき、答えははっきりしているはずだ。経済界や、市民や議会の声を聞くまでもないのではないのではないだろうか。
もう一人は参議院議員。一年前の夏、比例区で最後に当確が出た人だ。大分県出身の九州大学農学部出の元大分県職員の人だ。彼から聞きたかったのは、TPP参加問題だった。
一年半前、市役所に立候補のあいさつに来て、カバと握手したことのある参議院議員は言った。
「いま、いちばん大事なことは、脱原発をどうはっきりさせるかだ。それに再処理工場などについてもきっちりやめさせなければならない。ただそれだけではダメで、地域振興策の対案を用意してかからないといけない。そうしないと、原発容認・再稼働にむけシフトしつつある野田政権を止められない。国民からも支持を得られない。TPPについては時間がないのであまり言えないが、野田は財務省の傀儡でTPP参加と増税路線で総理になったくらいだ。だからTPP参加は既定路線で最初から議論なしで織り込み済みのことだ。もっともっと国民にこのことをアピールしたい」
原発や核燃に代わる地域振興策は、農林漁業の振興しかないことははっきりしている。だから、TPP反対なのだ。国会議員なのだから、もっと大局的に、天下国家のこと、アメリカの位置づけ、日本の在り方、をきちんと語ってほしかった。スペイン・ギリシャ・イタリアの経済危機が英・独・仏に向かい、その先にアメリカがあることを語ってほしかった。そのときに、日本の農林漁業がいかに大切で、世界に冠たるものかを訴えてほしかった。
二人の話を聴いていて、世界はまさに混迷を深めていることを感じた。それだけに、愚直にも、誠実に、わかりやすく民に説いていくことが必要だと思った。
孔子の時代から、人間は水と最低限の食料さえあれば、生きられるのだ。70億人の人類を救うには、農林漁業の再構築を基本に、再生可能エネルギーの生産と消費による工業生産と消費をすればいいのだ。あとは欲望の調整だけだ。資本主義社会と社会主義過渡的社会の最大の失敗は、この欲望の調整に失敗したからだ。
そういう意味では、孔子の教えをたんなる儒家の思想としてでなく、人類の最高の教師として、そこから現代を学びとることが必要なのではないか。あとは社会や社会的にコミットしていない暇人をボランティアとして社会や自治体が活用すればいいのだ。
簡単なことだと思う。節約・倹約、それに節税・減税だ。つまり、欲望調整・ボランティア社会主義社会の実現ではないか。

2 件のコメント:
カバさんの苛立ちが文面から伝わってきますといいましたら、「何も理解していない」としかられそうですが、今、ざっと目を通して何も考えずに言いますが「鹿内さんは優等生。佐々木さんは悪の権化のように言われてきたけど、こんな調子なら佐々木市長のほうが、ましかな?」とこんなこと。
カバさんのように理論立てての深読みは出来ない市民その一の自分には鹿内さんの人間性に「悪」は思えずできたけど、今は「何でもする悪より、何にも出来ない善の方が悪だ」との思いを持っています。
鹿内さんはもう少し、泥も引っかぶる勇気がほしいとおもいます。
残念ながら・・・見られませんね。
期待した分の失望は小さくないけど、残りの任期に鹿内市長としての存分な力量発揮を期待したいと、一寸の虫はおもいますねぇ。
市民その一であり、一寸たらずの虫の的はづれなつぶやきでした。
カバは失望はしていません。期待はしていますが。ただ、青森市がどうすればよくなるか、喧々諤々議論しあった鹿内さんが懐かしいだけです。
まだまだ時間はあります。きっと青森市はもっともっと良くなるでしょう。そのためのお手伝いをどのようにすればいいのか、という問題だと思います。
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