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2010年5月3日月曜日

この10カ月、何をしたのか

花岡公園の桜の下での宴で、カバは慶三さんに「この10カ月、何をしてたのか」と問われた。考えてみれば、自分のしたいこと、すべきことを何もしないうちに、退職を迎えてしまったのは事実であった。ただ、経験することがすべて真新しいことづくめで、ドキドキ、ワクワクしているうちに、あっという間に10カ月の任期が過ぎてしまったというのが、正直のところ。居心地の良さに安住して、ついつい自分の任務を忘れたことも反省材料だ。ただ、収穫もある。それは、まだ形には現れていないが、これからその成果を恩返しとしてあらわしていきたいと考えている。
もう一人の慶三さんの病いについて、本人が初めて口を開いた。人はいろんな悩みをかかえて生きているのだ、と痛感した。病む慶三さんと、友を気遣うもう一人の慶三さん。カバは好い友に恵まれている。ひょうきんに津軽山歌を口ずさみ、ほうはい節を唸る康隆さんの優しさに、桜の樹まで涙を流すように花弁をいっぱいつけた小枝を風で折って落してくれた。
三カ月後の再会まで、カバは何ができるのだろうか。

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