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2015年10月21日水曜日

10月21日、豚汁や芋を得て秋の季となりぬ

 今日は10月21日、木曜日です。暦では大安です。好いことがあるかしら。
 
 ベルリンの壁が崩れ、ソ連が崩壊し、「運命の日の時計」の針が逆戻りしたいま、終末的核戦争の瀬戸際に立たされた世界という悪夢は退きつつあるように見えるかもしれない。

 そう願いたいものである。しかし、右に見たような報道から垣間見える世界がある。そこで超大国間の緊張の解消とともに見えてくるのは、恐ろしい破壊と危険の実態や、来るべき世代にとっての新しい問題などである。これこそが何十年にもわたる核兵器の生産と実験の遺産なのである。

 第二次世界大戦の終結以来、一発の核兵器も戦闘状態で炸裂させられていないにもかかわらず、何千平方キロもの土地が汚染され、生態系が乱され、多くの人々が放射線に曝されてきた。そして、それはしばしば悲劇的な結果をともなった。さらに悪いことに、核拡散の脅威は、地域的紛争の劇的な増大と時を同じくして高まっているのである。

 世界はこれまでにどのような代償を支払わされてきたのか。どのような新しい問題が発生しているのか。どのようなリスクが将来の世代に受け継がれようとしているのか。このような疑問を背景に、「核戦争防止国際医師会議」(IPPNW)は1988年12月に調査委員会を設立した。委員会の目的は、核兵器の製造と実験が健康と環境にどのような影響をもたらしたかを科学的に、しかしわかりやすく説明することにある。たとえ核兵器を使わなくても、それをたんに製造し実験するというだけでどのような代価が支払われてきたかを、多少なりとも一般の人々に理解してもらうためである。

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