7月15日、朝方は曇っていましたが、いまの青森は晴れて暑くなってきました。今から125年前、正岡子規がベースボールを野球と名付けた、その高校野球が炎天下のもとつづいています。あと二週間と少しで青森ねぶた祭も始まります。青森は夏一色となっています。庭の紫陽花とバラが太陽に負けじと咲き誇っています。
昨日14日は、70年前に米軍機により青森港とむつ湾で青函連絡船が攻撃をうけ沈没させられ、船員と民間人500人近くが犠牲になり、近く青森空襲があると予感させられたのことです。市民が疎開避難しようとしたのを、防空を理由に、市も警察もそれを許可しなかったそうです。その結果、7月28日に空襲となり、市内の90%が焼け出され、7万人市民のうち1208名が死亡したということでした。日本がポツダム宣言を14日以前に受諾しておけば、青函連絡船への爆撃も青森空襲がなかったことを思い起こすたびに、戦争の恐ろしさ、むごたらしさを感じます。
奇しくも国会では、戦争法案(安全保障関連法案)が衆議院の特別委員会で審議され、今日にも強行採決されようとしています。国会周辺は騒然としているなかで、青森は何事もないかのように太陽が燦然と輝いています。恐ろしい時代になりそうな予感がします。
魯迅はいっています。世界はこんなにも広いにもかかわらず、いっぽうではこんなにも狭いのだ、と。そして、貧しい人々はこんなにも愛し合いながら、なおもまた愛し合えずにいるのだ、と。いまの日本は、想像力が欠如した、心の貧しい人たちが政治家として権力を握っているのです。そんな政治家を選んだ国民にも責任の大半があるのですが、戦争と平和、どっちを国民が願っているのか、そんな簡単なことも判らない政治家が多いというのは、もはや日本も末期症状ではないでしょうか。

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