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2014年12月31日水曜日

進むべき道

 暮れになって、二つの言葉を自分への戒めとして心掛けています。

 一つは、論語にある孔子の五徳です。温、良、恭、倹、譲という五つの徳を身につけようと思います。カバにとって、どれも難しい徳でありますが、心に刻みつけて唱えています。

 もう一つは、魯迅の「いま、何が必要かなのではなく、いま何ができるのか、それを考え、実践することだ」という箴言です。いま、自分ができることを怠りなく、温、良、恭、倹、譲の精神で、実行していく以外にカバの進むべき道はないように思います。


 12月31日、大晦日の市内はとても落ち着いていました。駅前の市場も新町界隈もとても例年の大晦日とは違って、とても静かに感じました。人が少なく、とても穏やかなのです。賑わい、勢いが感じられないのでした。


 今日の子規歳時は、つぎの句です。


 大三十日愚なり元日猶愚なり(1901年、明治34年12月31日)
 1885年、明治18年の暮れ、下宿の婆さんの催促(下宿料)にたまりかねた子規は、友人の下宿にでかけて除夜を明かし、下宿では同郷の学友清水が一人残り、仮病をつかって布団を被って飯も食わずに苦しい元日を迎えたことを詠んだ句です。


 魯迅は、創作についていくつか語っています。


 箴言120において、 「水墨画」こそ、人の目をごまかさない創作であり、その秘訣こそ、文学における創作と同じだ」とその極意を語っています。つまり、「まごころをこめ、粉飾をすて、作為を減らすだけでなく、見せびらかさないこと」だ、といっているのです。
 同じことを、121においても、「散文の体裁は、じつは自在に書けばいいのであって、破綻があってもかまわない」と言っています。そして、「作為的に書いた手紙や日記も、おそらく破綻は免れず、一度破綻すれば、収拾不能なほどに壊れてしまう」として、「破綻を避けようとするより、破綻を忘れるほうがいい」とさえ言いきっています。
 また、愛と創作の関連について、箴言119において、「人は寂寞を感じるとき、創作に向かう」としながら、「心がすっきりすると、創作意欲はなくなる」のは、それは「すでに愛するものがない」からだとし、それだけに、「創作はすべて愛に根ざしている」といっています。
 

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