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2013年10月10日木曜日

来年二月にNYへ行くと決意した女房の誕生日

 今日は10月10日、カバの女房の誕生日です。彼女も今日で64歳です。これで、私たち二人で128歳です。ともに少々ガタがきているものの、どうにか元気で、4人の子をもうけ、その配偶者4人もみな元気ですし、孫2人も男の子で、やんちゃ盛りなのです。そして、来年2月には、3人目の孫が生まれる予定なのです。
 カバは彼女の誕生日を前に、相談したのでした。産まれる予定の3人目の孫は、9月23日に2歳になったばかりの孫がいるNYの長男のところだからです。今度こそ、出産のときの手伝いと、長男の家の家事しにNYへ逝かなければないないのではないか、と断わられるのを承知で持ちかけてみたのでした。しかし、結果は意外でした。
 カバの女房は大の飛行機嫌い。次男が国際線のパイロットになるべく航空会社に就職したというのに、飛行機は落ちるに決まっていると信じて疑わないのだ。それでも、次男の結婚を前に、嫌だとダダをこねる女房をどうにかねじ伏せて、相手の実家に挨拶に行くとき、往復で二度だけ次男の会社の飛行機で上京した。飛行機に載っているあいだ、ガタガタ震え、耳をふさいで、恐怖にさいなまれていた様子でした。どうにか、家に帰ったものの、女房は「二度と飛行機には乗らない」と断言したくらいなのです。
 女房の飛行機嫌いはそれだけではないのです。アメリカへ留学した長男がカリフォルニア州立大学フレズノ校を卒業することになり、長男がカバだけでなく女房にも卒業式へ列席してほしいと懇願したのでした。そのときの女房の返事は、「親子の縁を切られても、飛行機になんか乗らない」というものでした。自分の成長した姿を母親にみせたかった長男は本当にがっかりしたようでした。おかげでカバは長男のアメリカ式の卒業式をみることができませんでした。
 そして、長男が東京で結婚式をあげたときも新幹線でしたし、長男の長子がNYで産まれたときには、出産と産後の手伝いは嫁の熊本の実家の両親にまかせっきりだったのです。
 このたび、長男の第2子がNYで産まれるとあって、長男は家も広いところへ引越しましたが、問題は2月が長男の会計士の仕事が忙しい時期で出張が多い時期なのと、2歳になる孫の世話と出産、産後の世話を嫁の母親ひとりは無理だからです。NYには嫁の友だちもいたのですが、頼みになる人が夫の仕事の関係で帰国してしまったというのです。困り果てた、長男がカバの女房を説得してくれと頼んできたのです。
 駄目を承知で女房に話したところ、しばらく考え込んでいましたが、「仕事の定年は再来年の二月だけど、しかたがないから来年の一月で仕事を辞めて、ニューヨークに行くわ」という返事でした。
 その言葉を聞いたとき、女房の決意がなみなみならぬものだと、初めて分かった気がしました。
 

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