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2013年4月20日土曜日

「精三老人のねぶた」の評

 文芸同人誌会通信による北狄362号の『精三老人のねぶた』の評である。


【「精三老人のねぶた」笹田隆志】
 ねぶた祭りの様子をテレビでみていて、あのような巨大な力強い大型提灯をどうやって作るのだろう、と疑問に思っていた。これを読むと、その様子が、よくわかる。昔は提灯づくりの人が、やっていたという。その家の子供の視点で散文小説風に町の風景から入る。ねぶたの伝統が、時代の流れの中で作り方や素材が変わってくる。ここでは少年が、父親のねぶた師の仕事の道に入らない。そういう時代背景があるからで、伝統的な製作法が失われることが、滅びゆく予感を感じさせるが、しかし時代の変化なかで、新しい伝統承継の形が生まれるのかも知れないと思わせる。


 決して作品が評価されているわけではないが、とにかくとり上げてもらって嬉しい。

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