孔子は論語のなかで、物事に対して、どんな些細なことでも、心をひきしめ、身をひきしめて、法律、法度をきちんと守ってやりさえすれば、過失は少ないものだと、とかく人は放逸に流れ、放埓になりがちなのを誡め、身をしめくくり道をめざすべきことを述べています。つねに、時の流れに乗じた弊風を廃して、あくまで堅実に過失を最小限に食い止めるべき方策を説いているのです。
一方、おもしろいことに魯迅も孔子の二十世の子孫の孔融(若年期より英明の誉れ高く、学問好きで博識、あらゆる書物を読み漁ったという)を引き合いに出して、家庭環境が孫子の代どころか末代まで影響を及ぼすことを述べています。
七人兄弟の孔融が四歳のとき、父親が子らに7つの梨を分けさせた。小さい順なので、大きな梨を選んでいたが、孔融は、大きい梨を選ばず、小さい梨に甘んじたというのが、「孔融の梨を譲る」という話の引用でした。

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