孔子は、国を治めるには、政と刑と徳と礼が必要だと言っていますが、為政者がまず法律を示して民を導いて善を行い、悪を行わないにさせ、それに従わない者に刑罰を加えて一様に従わせようとするのは、民がただ刑罰を免れようとするだけで、悪をすることを恥じる心にはつながらい、と言っています。
だから、為政者がまず自ら率先して善を行い、悪を行わないようにさせたうえで、もしどうしてもこれに従わない者には礼という中正を得た行為の準則をもって過ぎた者を抑え、及ばぬ者を引き上げるようにすれば、そのとき民は悪を恥じ、なおまた善に至るようになる、のだと言っているのです。
このように行動、行為の準則をつくって、それを守らない者に刑罰を与えるというやり方では、悪をなくすことはできない、と孔子は言っています。つまり、政刑徳礼ではなく、徳礼刑政でなければ真の治政は行われないと述べています。
いまの日本の政治状況にも合致するものだと思います。

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