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2012年10月7日日曜日

二人のよき友

 カバには小学、中学、高校とよき友がたくさんいる。大学、大学院時代の友人もいる。そして、実家にもどってきてから、就職して仕事を通じてできた友人もたくさんいる。25歳から63歳の38年間にできた友人たちだ。もちろん、地元、青森市や青森県の人が圧倒的だが、東京やもっと遠いところにいる友人もいる。最近は、三人の子が結婚して、その配偶者、それにその家族まで、親戚も増えた。ニューヨーク、横浜、東京府中、熊本、千葉、柏崎まさに、家族の輪が広がった。こうしてみると、孔子じゃないが、「朋友あり、遠方より来る。また、楽しからずや」が現実となった。
 48歳から趣味で文学をはじめ、61歳でその趣味に明け暮れる自由をえることができた。おかげで退屈する暇がない。そのなかでも、尊敬する友人が二人いる。
 一人は、佐々木英明さん。彼は高校の二年、三年の同級生。しかも、冬に受験勉強のためという理由で、彼と同じ下宿で一カ月、同じ屋根の下にいたことすらある。天井桟敷を主宰する天才寺山修司に愛され、舞台、映画で活躍した孤高の詩人である。彼は、まったく無名で、非文学的なカバに目をかけてくれて、いつも優しいまなざしを向けてくれていた。それが、ここ数年、とりわけ還暦に近くなってから再会し、カバにとってとても大切な友になった。
 もう一人が古川壬生さん。現在、青森で唯一のプロの脚本家。小説も書くし、詩も書いて、それを作曲し、みずから歌うだけでなく、舞台で役者もこなせる文人なのだ。来年、1月から彼の脚本がNHKラジオの日曜名作座で6週連続で西田敏行、竹下恵子の朗読で流れるのだからすごい。日曜名作座の脚本は、これでたしか三本目のはずだ。その前は、自作の脚本もNHKのラジオドラマで何本も放送されている。壬生さんも、カバに温かい言葉をいつもかけてくれる。
 二人の存在が、師匠の服部進先生亡き後、進むべき道に迷っていた私を救ってくれた。
 

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