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2012年10月15日月曜日

中国人の忠孝の三礼

 中国人の学生と接してみて、親思いの子が多いのに、さすが儒教の国だと思ったものでした。長春にいた頃には、一人っ子が過半数を超える学生だからだろうと、そんなに不思議に思わなかったのですが、帰国してカバの4人の子と対比してみたとき、あんなに親を幸せにしてあげたいから、お金持ちになりたいという拝金主義というか、あの執着心は単に一人っ子だからということでは片づけられないないと思うようになりました。
 特に、現代の中国人女子学生のあの暴力的とまで言える激しさと、逆に親に対して示すあの優しさはどこから来るのだろうか、と改めて感心したものです。暴力的と言ったのは、単に言葉の暴力、荒々しさだけでなく、肉体的な体での暴力もさしています。それに比べたら、男子学生の弱いこと。哀しくなるくらいです。親のこと、とくに母親のことを想うとき、彼女らはいつでも泣けるのです。
 カバは最近、それが孔子の儒教精神からきているのではないか、と思うようになりました。孔子は論語の第2篇「為政第二」の第5章で「親を思う三礼」のことを書いています。
 親が存命中は、親の言うことをよく聞いて、忠孝につとめ、親が亡くなった時には葬儀に礼を尽くし、葬儀が終わった後も礼を忘れずに祭り続けることが大事だと、述べています。この孔子の忠孝の三礼がいまでも中国人に脈々と受け継がれているのかもしれません。
 中国のいまの一党独裁の政治体制がいつまで続くかしれませんが、四千年前の夏王朝時代に全土が統一され、二千五百年前の孔子の時代に人格形成にとって、学恭礼節徳仁などの精神が大事だと受け継がれてきたものは、中国人の多様な民族のなかで、いまも骨格として根づいているのだろうか、と思います。

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