過去 1 週間のページビュー

2012年7月27日金曜日

青森県民はどうしようもない貧民か

 福島第一原発からカバの家までは、直線距離で約380kmです。いまは外気が29℃で、南西の風が毎秒7mの風速で吹いています。仮に、南南東の風が福島第一原発上空から青森の上空まで毎秒3mの風速でふいていると仮定すると、福島原発から出される放射能は約35時間後にカバの家に到着します。つまり、いま現在吸っている空気には、35時間前に福島から放出された放射能を含んでいる可能性があるということです。そんな状況にカバは立たされているのです。
 もっと重要なことは、六ヶ所村の再処理工場のことです。再処理工場からカバの家までは約54kmです。先の仮定にたてば、六ヶ所再処理工場の排気塔から放出される放射能は、約5時間でカバの家まで到達することになるからです。しかも、再処理工場はアクティブ試験でこれまでに430トンの使用済み燃料をすでに溶解して、各種の放射能をまき散らしているのです。430トンといえば、本格操業してからの再処理工場の年間処理量の約半分です。
 申請書による放出放射能の管理値から年間放出量の半分として、これまでにアクティブ試験で放出された放射能は莫大な量になっているのです。
 つまり、気体(希ガス)クリプトン85だけで、16京ベクレル(1.6×1017ベクレル=430万キューリー)というとてつもない放射能がすでに放出されていることになります。すなわち、カバはこの半減期10.8年のクリプトン85を含む大気を吸入し続けているのです。このクリプトン85はベータ線の放出量がきわめて少ないとされ、ガンマ線による皮膚被曝の影響しかないと日本原燃はいっています。しかも、クリプトン85の皮膚被曝は、0.2ミリシーベルトが最大被曝量だとしていますし、高い煙突の排気塔から放出しているので人体には影響がないといっていますが、これほどの莫大な放出量であり、それが人体に影響を与えないという保障はないのです。
 どうでしょうか。1980年代の中国、ソ連の核実験、1986年チェルノブイリ原発事故、2006年からはじまった再処理工場の使用済み燃料のせん断・溶解・分離回収試験、2011年3・11の福島原発事故、による放射能の影響、つまり低線量放射線の内部被曝による晩発性障害による癌の発症率の上昇はみられないのでしょうか。カバの身の回りの同年代の人で、この間、癌を発症したひとが意外と多いのに驚いています。そのなかには亡くなった人もいますが、手術や抗癌剤治療を続けている友人知人も結構多いのです。
 こうしたなか、大飯原発の再稼働がなされ、六ヶ所再処理工場のアクティブ試験も再開されています。悲しいほどに、日本人は懲りない民族なのでしょうか。ほんとうに、絶望的なほどに、青森県民はどうしようもない貧民なのでしょうか。

0 件のコメント: