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2012年5月6日日曜日

肖像権で娘に叱られる

カバは素人デジカメ展に孫の写真を1枚出した。里帰り中の娘に噛みつかれた。たとえ孫の写真でもプライバシーやら肖像権やらあるので、本人と息子夫婦の承認が必要だというのだ。たかが素人の仲間同士の写真展でも駄目だと娘はいうのだ。考えてみればもっともな話だと思う。次回からはやめようと思う。
 もうひとつ、カバは小説というジャンルには程遠い、私小説的な作文を書いて同人誌に発表している。モデルは家人である場合もあり、友人であったりもする。もちろんそっくりそのまま描写しているわけではない。別な人格をもたせて書いているつもりだが、書かれた家人はいたく立腹である。ここでも、娘にこっぴどく叱られた。これには女房もいたく同感のようで、カバに小説を書くのをやめろと迫ってきた。
 カバは家人や友人を特定できるような小説は書かないことに決めた。それから作中人物が家人だと数少ない読者に誤解されないために、ペンネームで発表することに決めた。しかし、二日も考えたが、いいペンネームが思いつかない。結局、新作の「ペルガモンの鞄を捨てるな」もいままで使っている本名とせざるをえなかった。この作品は、主人公は二人で、いずれも三人称で書いた。しかも、モデルはいないので、大丈夫だ。一人称で書くと神の視点は問題はないが、主人公の顎の下の皺は書けないし、後頭部の禿げ具合は書けない。ところで、三人称で書くと、神の視点という問題が生ずる。そこに違和感がないように書く筆力、文章力が問題となる。これもカバには重要な課題となる。
 ともあれ、次回作から、ペンネームと三人称で書くことに心がけ、モデルじゃないかと誤解されないような登場人物のキャラクターを想像しなければならなくなったことだけは確かである。
 ペンネームで書いても、そのペンネームの筆者がカバと同一人物とわかれば、同じ問題が発生するので、要は小説の内容が問題なのだ。それにしても、ペンネームで書くというのも、密かな遊びに似た感覚がする。とにかく、使うかどうかは別として、しばらく考えてみようと思う。

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