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2012年1月19日木曜日

中国行きを白状して険悪ムード

カバの女房は、大の飛行機嫌い。長男がアメリカ留学し、大学の卒業式に来ないかと招かれたのに、親子の縁を切られても行かない、とつれなく返事したくらいだ。その後、次男が航空会社に就職し、パイロットの訓練生になってアメリカに行ったときは、さすがに元気なく萎れていた。その次男が2年の訓練を終え、無事帰ってきてそろそろ乗務がはじまろうというときに、その会社が実質倒産し、パイロット訓練生の最終訓練が無期停止となってしまった。次男はが地上勤務となったことで、がっかりしたカバとは逆に女房が胸をなでおろしたのは昨日のこと。
 そんなわけで、怖いけど飛行機大好き人間のカバと飛行機に乗るくらいなら死んだ方がまし、と公言してはばからない女房の関係は、溝がひろがり、深まるばかりだが、次男も初機乗のときは招待すると期待をもたせていたのを気にしたのか、北京行きのチケットをプレゼントしてくれることになった。もちろん、カバの分だけ。女房には言うのも無駄とばかりに、カバも黙っていた。
 自分では絶対に飛行機には乗らないと言う割には、カバの外国旅行にはいままで何度となく文句をつけてきた女房のこと、近くなってはまずいと今日の昼、カバは中国行きを切り出した。
 すると、最初は穏やかな調子だった女房の顔がみるみるこわくなっていき、しまいには声を荒げて、「中国に何度行けば気が済むの」、「無理にチケット用意させたんでしょう」、「金もないのによく旅行なんて出来るわね」、「あなたには(私にたいする)思いやりのかけらもないのね」といった具合だ。
 旅行を止めようかと思ったが、ぐっと辛抱して、漸くおさまるのを待って、外出してその場はおさめた。とにかく、あと一カ月、いろいろと女房からは攻撃されるのはわかっているが、いまさら北京のホテルを予約した以上、次男の厚意もありキャンセルもできない。じっと迫害に耐えるしかないのだ。女房は油断するとすぐにこの問題をもちだして攻撃してくるのはわかっている。

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