過去 1 週間のページビュー

2011年12月18日日曜日

福島の未来と希望

カバは今日のNHKスペシャル「原発メルトダウン」を見た。もちろん、その前の「坂の上の雲」に続けて見たのだが。先週の旅順203高地に次は、奉天会戦である。カバは7月に旅順港と旅順の帝国陸軍参謀本部跡そして203高地に登り、帰りは旅順市街まで歩いて山を降りた。確かに、203高地からは旅順港が一望にできた。それからはるか向こうに奉天の方角も目にすることができるのだ。その奉天は現在の遼寧省の省都である瀋陽である。その瀋陽は、北京に遷都されるまで清朝の都でもあった。
 満州を舞台に行われた日露戦争のとき、当時の清朝や中国の人たちはどう思っていたのだろうか。中国の満洲の地で、ロシアと日本が戦争していた時代があったことは間違いがない。100年前の辛亥革命が起きる前のことだ。
 坂の上の雲はともかく、福島原発事故の原因究明とメルトダウン・メルトスルーした核燃料の回収問題は深刻だ。それに大気、海水、大地にばらまかれた放射能の除去・除染はさらに深刻で、天文学的な費用とともに不可能に近い。東電は即破産になり、もちろん責任は負えるはずもないし、政府だってそれを国民に税として転嫁しようものなら、国民から総反発を食って、与党は選挙で勝てるはずがない。結局何もできないまま、避難者は避難を続けなければならないし、避難していなくても、放射能の影響を受けたと思われる住民は内部被曝の影響が現れる恐怖にさいなまれることになる。
 避難させられた人たちは今後、生活をどう保障されるのだろうか。彼らの財産はどう継承されるのか。仮に半永久的に、自宅に戻れないとすれば、その損失に対する手立てはあるのか。今後も半永久的に打撃をうける農林漁業の従事者に対する保証はどうなるのか。
 こう考えてみると、まことに残念な話だが、地図から福島の名が消えるは近いのかもしれない。残酷なようだが、福島と福島県民はすでに賞味期限が切れているのかもしれない。希望などとても持てるものではない。

0 件のコメント: