中国の数少ない友人の教師が、新しい論文のテーマに選んだのが、「感情労働の実態」であった。カバは、この感情労働という概念を知らなかった。彼から感情労働とレファレンス・サービスについても新しい知見をえた。そんなとき、ある大学の図書館を運営する大学教授から文学講座の開設にかかわる講師陣のとりまとめの依頼をうけた。カバは以前、かの先生からの依頼で隣の市の文学学校の講師を一度仰せつかったことがある。新年度になり、憂鬱な原発事故と放射能汚染におののく毎日から、少しでも前に進めたらと思っている。
どんな要望にも、自分の感情を抑え、ひたすら、自分のできる限りのサービスを提供するという、相手(顧客)の満足を得べく最善をつくさなければならない感情労働の提供こそ、大震災に打ちひしがれている被災者に対してなさなければならない被災しなかった国民の務めだと思う。

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