2011年1月30日日曜日
カバの社会復帰
4カ月の中国生活の末、日本に帰国して1カ月がたった。なかなか社会復帰はうまくいかない。このまま隠居せいかつに入ろうかと思ったが、中国の学生たちとの約束もある。何の約束かって?それは内緒だ。カバが教えた135人の学生は、大概が日本贔屓で、なんで好き好んで日本語なんか専門にするのか、との迫害を大なり小なり中国社会から受けているなかで、就職や金もうけにつながるとの一心で入学してきているのだ。もっとも、カバの居た大学は三流の私立大学だから、志望の一流大学には高校三年の時の全国統一試験の成績で入れなかった学生だ。一流の国立大学は750点満点中550点から600点以上とらないと入れない。二流の地方国立大学は500点から505点とらないと入れない。カバが教えた学生の中には、504点から490点代の学生がほとんどだった。彼ら・彼女らの中には、金持ちの子もいる。ホテル経営者の子もいるし、会社の重役の子もいれば、両親が医師だったり、両親が大学教授や教師、それに公務員だったりもする。その中で、やはり農民の子もいるし、退職して無職の親をもつ子がいるかと思えば、子のために都会に出稼ぎ行っていたり、なかには両親が韓国で働いていて、祖父母に育てられた子もいた。彼ら・彼女らは日本語を専門とした以上、日本語を使う職場に就職したいと願い、必ず日本に来たいという。日本に就職して実力をつけてから中国に戻りたいという子もいれば、日本の大学院に留学したいと希望する子もいた。中には、お金をためて日本に旅行したいという子もいた。彼ら・彼女らが日本に来た時、カバは再会すると約束したのだ。そのためには、なるべく早く社会復帰しなければならないのだ。カバはボランティアガイドを勤めてやるつもりだ。
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