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2010年4月8日木曜日

田中忠三郎著「青森のネブタ祭り」を読む

青森市民図書館から川上弘美の「パレード」とともに借りたもう一つの書籍は田中忠三郎さんの「青森のネブタ祭り」であった。書籍というより、薄いパンフレットといったほうがいいかもしれない。これは、1996年れじおん青森7月号に寄稿された論文を小冊子にして青森ねぶた実行委員会が纏めたものである。
このパンフで田中さんは、青森ねぶたを縄文の視点でとらえ、その起源を奈良時代に中国から入った七夕祭りと北国青森に古来からあった習俗や精霊送り、人形、虫送り等の行事が融合してねぶたになったと推論する。文献にはじめてネブタの名が著されたは、享保15年(1730年)7月6日の「津軽秘鑑」であった。ちょうど、280年前のことである。明治時代の青森ねぶたは五所川原の立ちネブタのようであったらしい。また、弘前のねぷたもかつては人形ねぶたであったことも知られている。そして、ねぶた祭りは、数千年前の縄文の心と精神に合致すると結んでいる。火祭りと縄文の祈り、一脈通ずるものがある。なるほどと思った。

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