9月11日、金曜日、西粟倉村で朝を迎えました。あわくら温泉元湯に泊まって、ここの村楽エナジー株式会社(元湯の指定管理者)社長の井筒さんから、実際のバイオマス薪の製造とボイラーでの利用のノウハウをお聞きしています。井筒さんは名大で環境学の博士号を取得した方で、若き起業家でもあります。薪の製造、温泉での薪ボイラーの利用、地域通貨の発行、あわくら温泉元湯の経営と八面六臂の活躍ぶりでした。
第3セクターの日帰りのあわくら温泉の薪ボイラーの管理運営、薪用の木材の購入から製材し、薪の供給、それにしても宿泊施設の元湯の経営と運営は大変だと思います。子ども背中におぶって仕事をしている井筒さんは素晴らしく生き生きしていましたし、明るい笑顔が印象的でした。
朝、元湯を出て、森へ行き、杉材の伐採現場を見学し、そこで林道を作っている作業をつぶさに見ることができました。間伐ではなく、悪い木を伐採し、それを林道の土留めのために林道沿いに敷いているのでした。森の現場の次は、500世帯を賄うという水力発電所を見学し、そのあと「ようび」という家具の木工作業所(若手移住者の作業所兼販売所)を訪ね、つぎに同じくヒノキのフローリング板材をつくっている廃校を利用した「森の学校」も訪ねることができました。
1500人の村に、10年間で150人もの人たちが移住して、定住している西粟倉村の魅力は、豊かな森の資源と温泉だと思います。それに、行政と村民が生き残りをかけて、合併しないでよそ者を積極的に受け入れて、若者の新しい起業を側面から援助しているということだと思います。
美作街道の宿場町だった西粟倉村は裕福で、しかも気候が温暖なのと、果物や野菜、それに米などの農業もあり、さらには豊富な森林資源の活用を「100年の森構想」で実現しようという強い意志が感じられるからです。
赤目口も西粟倉もテレビがありません。いかにテレビが通俗であるか、三日間、テレビと離れてみて実によくわかりました。

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