16歳で上京し、35歳で亡くなった正岡子規は、9回郷里の松山に帰省し、そのうち6回は7月に帰っているのです。郷里を離れている三人のカバの子のうち、8月のねぶたに帰省するのはいつも次男ですが、今年はどうなりますかしら。
魯迅は、創作が可能になるのは、寂寞を感じたときだといっています。また、心がすっきりしたときは、創作はできないともいっています。その理由は、愛するものがなくなっているからだと。このように創作はすべて愛に根ざしているのだ、といっています。
漱石は「倫敦塔」のなかで、こういっています。
「余は死ぬ時に辞世も作るまい。死んだ後は墓碑も建ててもらうまい。肉は焼き骨は粉にして西風の強く吹く日大空に向って撒き散らしてもらおうなどといらざる取越苦労をする。」

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