今日は5月4日です。あすは子どもの日です。二階の書斎の窓からお天気の外を眺め、上野動物園のカバのジロー君のことを思い出しました。
気がついてみると4月は飛行機で3回も東京へ行きました。しかし、上野動物園には足をむけることができませんでした。29日に銀座で会った長春時代の教え子の留学生が言ったように、確かに東京は物価が高いのですが、なるべく無駄なお金を使わないようにして、歩きながら街を見渡してみると結構田舎に住んでいるカバには刺激的なことが多いのです。
街角や通りにいる人は中国と同じですごく多いのですが、道行く人々の服装はニューヨークの5番街のように目を瞠るほどではありませんが、それでも結構こぎれいで、店もビルも公園も、どこもかしこも清潔感と躍動感にあふれているのです。そして、まわりの空気もおいしく、あの中国の都市のように臭くはありません。
ビルとビルの谷間の空地にふと目をやると、思いがけずそこに草花がたくさん咲いているのを発見できます。そして、あちこちに緑も意外と多いのです。そんな東京へ、カバは一度も住んだことがありません。学生時代から一度住んでみたいとずうっと憧れていました。カバの代わりに、四人の子どもはいずれも東京で学生生活を送り、いまも娘と次男が住んでいます。何とも不思議な気がします。定年後、一回でいいから春か秋に二三カ月東京へ住みたいと思いましたが、実現しないうちに蓄えがなくなってしまいました。
それでも夢をみています。月に一度は、あさ一番の便でおにぎりとデジカメをかばんにつめて東京へ飛び、上野へ直行したいと願っています。まず、上野動物園のカバを見て、近くの美術館を回って、最終便の一つ前の便で戻ってくるという夢です。そんな日帰りの小さな旅をしたいと心底思っているのです。毎月、上野のジローへ会いにD200を提げて空を飛ぶという夢です。

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