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2014年8月15日金曜日

竹内好の『魯迅』と「近代の超克」

 竹内好(1910~1977年)は、『魯迅』のなかで、「絶望に絶望した人は、文学者になるより仕方ない。何者にも頼らず、何者も自己の支えとしないことによって、すべてを我がものにしなければならぬ」と書いている。
 竹内好は、「近代の超克」において、「日本が1931年にはじめた戦争は二つの部分に分けられる。ひとつは侵略戦争(太平洋戦争勃発までの中国侵略戦争)であり、もう一つは帝国主義対帝国主義の戦争(太平洋戦争)である。前者については、日本は無条件に戦争責任を負うべきである。後者については、日本が一方的に戦争責任を負うべきではない。しかしながら、前者であれ後者であれ、戦争体験が普遍化できない状況下では、戦争責任も普遍化できない。sいたがって、唯一の方法としては、日本の民族感情に自然な責任感の伝統を求め、それをそれぞれの戦争体験を修理するための基礎とするしかない」と述べている。

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