秋田に何年振りかで行った。平野美術館がある県立美術館が千秋公園の向かいの中通りに移転新築されていた。カバが向かった護憲の集会の会場は隣接するビルの三階にあった。
高速道路を秋田北インターでおり、手形学園町の秋田大学前を通って、大学病院と千秋公園の間の道路から会場へと向かった。
大学はすっかり様相を変えていた。キャンパスに学生の姿をみて、なつかしくなった。しかし、学生をアジる立て看板はどこにも見当たらなかった。
あの頃は、70年安保闘争の時代だった。当時の学生の多くが、今では誰も否定しない安保条約の改定を阻止しようと必死だった。アイゼンハワー大統領を鬼のように憎んだ。ノンポリのカバですら、平和憲法下での非武装中立は正しいと思っていたし、自衛隊でさえ必要ないと考えていた。
いまこそ、あの当時の非武装中立の思想を思い返してみる時ではないのだろうか。
安保法制懇の憲法解釈の見直しで、集団的自衛権行使を認めるべきとの報告を受け、内閣総理大臣が記者会見する姿をみて、日本が武力行使する時代がまたやってくるような気がしてとてもこわくなった。

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