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2013年4月5日金曜日

杜甫 「川沿いの村」

 安倍の経済政策は「アベノミクス」と呼ばれている。それは、財政出動、成長戦略、金融緩和の三本の矢~なるとされている。それの具体的な内容は、公共事業の復活、企業減税、日銀への金融緩和強要と責任転嫁が具体的なものである。うまくいけばいいが、反動が恐ろしい。もっと分かりやすく言えば、公共事業と減税等による企業保護がその骨格である。これこそ、バブル崩壊から自民党政権が延々ととり続け、一向に効果があがらなかった悪政への回帰である。
 よく考えてみれば、小泉内閣では景気刺激のための財政出動は行わず、もっぱら弱肉強食の競争あるのみとした。前回の安倍内内閣はこれを引き継いだものであり、今回のアベノミクスはそれとは真逆であり、一体どう総括するのかが問われている。

 
 
 今日の杜甫詩選は、「川沿いの村」である。

 杜甫 「川沿いの村」

水のきれいな川はひと曲がりして村をかかえるように流れて行く
夏の日は長く 村ではすべてがひっそりとしている
家の梁のあたりを燕が行ったり来たり
水の上にうかんで鷗は親しく近づいて来る
私の妻はいい年をして紙に線をひいて碁盤をこしらえている
私の幼い子供は針をたたいて釣り針をつくっている
病気ばかりしている私のほしいものは薬だけ
私みたいな者にほかに何がいるというのだろう

註;
七言律詩。原題は「江邨」。前詩と同じ頃、上元元年(760)夏の作。成都浣花草堂での平穏な生活のさまが詠じられている。多年の辛苦流浪の中のしばしの休息が、ここに見られる。


 

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