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2012年10月29日月曜日

口から語られた夢こそ嘘っぽい

 魯迅は言っています。夢を見たときの夢こそ、真の夢であり、自由なのだが、その夢を口にするとき途端に不自由になり、その夢はほんとうの夢とはいえない、嘘の夢となってしまう。つまり、夢は決して語ってはいけないと。また、口から語られた夢は、嘘っぽいので注意が必要だ、と言っています。
 つまり、夢は語るものではなく、見るものだ、と。孔子の論語の関係でいえば、「よく人の話を聞き、十分に調べて不確実なもの、疑わしいものを除いて言葉を発し、よく人の行為を観察して、不安に思えることを廃して、ことを行えば、けっして人に咎められたり、あとになって自分の行為を後悔したりはしないし、俸禄もしぜんについてくるものだ」という論語第2篇「為政第二」の第18章を思い出し、魯迅と孔子の好対照に想いを新たにしたのでした。
 もちろん、魯迅と孔子を読み解くことの面白さと知的冒険の愉しみについてです。

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